声を鍛えるための発声練習は色々ありますが、どれも場所を選びますよね。
ドラマやマンガなどでは河川敷で

あーめーんーぼー
あーかーいーなー
あーいーうーえーおー!
と叫ぶシーンがよく出てきますが、実際はそうそうできませんよね。
今回は、家でも、通勤通学の途中でもできるトレーニング方法をお伝えします。
このトレーニングを続ければ、「声の基礎力」をジワジワと上げることができますよ。
ハミング~最強の発声法~

最も簡単で、場所を選ばない発声方法がハミングです。
ハミングというのは、ざっくりいうと口を閉じて「んー」ということです。(笑)
いわゆる鼻歌ですね。
何かに関心したときに「ふ~ん」と言ったり、考え事をするときの「ん~」の声です。
「なんだそんなことなの?」と思いますか?
実はこれが良い声を作る上で欠かせない訓練方法なんです。
ボイストレーニングでも、呼吸訓練の次に行うのがハミングの練習です。プロになっても、声の調子を整えるときは、まずはハミングから入ります。
ハミングは発声練習における基礎部分と言ってもいいでしょう。
ハミングのステップ① 脱力しながらやる
ハミングをするときは、力を抜くことが重要です。
頑張って大きな音を出そうとして力んでしまっては意味がありません。ラク~な気分でやりましょう。
「ん”ん”--!」と顔を真っ赤にするようなハミングは、ノドを痛めてしまいます。
肩の力を抜くだけでなく、顔の力も抜きましょう。さらには、心の力も抜くことが重要だったりします。
発声において、脱力は最も重要な要素です。
ハミングのポイント② 声帯の振動に集中する
ハミングによる発声練習は、声を出すというより声帯をただ震わせるだけの練習と思った方が良いです。
「んーー」と楽に音を出しながら、ノドを触ってみてください。
かすかに振動していると思います。その振動こそが声の源なのです。
「ああ、いま自分のノドがブルブル震えてるなー」と思いながら、ひたすら振動を味わうのが良いでしょう。
耳に聞こえる音より、振動を重視してください。
ハミングのポイント③ 振動を伝達させる
次に、体をリラックスさせて、徐々に響く範囲を広げてみましょう。
1、顎、首、胸、背中という順に力を抜いてください。
2、息をゆっくり吸います。※胸いっぱいに吸い込まなくても大丈夫です。
3、へその下にぐっと力を入れてから、「んーー」とハミングしてください。
どうですか?
さっきよりも振動が体の中に広く響きませんか?
上手くいかない人は、顔を緩めてみてください。
気づかないうちに力が入っているかもしれません。脱力は常に意識しなおすようにしてください。
胸が詰まって苦しくなってしまう人は、必死になるせいで険しい顔になっています。その状態だと顎やノドに力が入り、響きが止められてしまうんです。
まずはリラックスして響かせる!この感覚に慣れてください。
人間は気持ち次第で響く場所が簡単に変わってしまいます。ハミングをトレーニングするときは、明るく、軽い気持ちを忘れないようにしましょう。
ハミングはどこでもできるし、効果的

この訓練では大きな音で発声する必要がないので、どこでもできます。
家にいるとき、ふと思い立ったらやってみるとか、道を歩きながらやってみるとか、日常の色んな場所がトレーニング場になるんですね。
豊かな響きを作れるようになると、こういった効果が出ます。
・声が通りやすくなる
・早口が改善する(早口でも聞き取りやすい喋りになる)
・呼吸が深くなる
・etc...
ハミングを繰り返すことによって『響き』についての感覚を深めていけば、声を出すときの声量や深みがどんどんよくなっていきます。
まとめ:響きの意識は声作りの基礎!
日常の中に、「今、やってみよう」という瞬間を作ってみる。
そして、顔や体をリラックスさせて、意識は響きに集中!
このトレーニングを続けて、無意識レベルでできるようになるまで頑張ったとき、あなたの何気ない言葉に対して「いい声だね」と言われる日が必ず来ます!
トレーニングは継続が命です。
そして簡単なトレーニングほど継続しやすいはずです。
できるだけ普段からやってみてくださいね。

