こないだ買った折りたたみ傘がとても良かった。傘を気に入るなんて人生であまりなかったので、勢い余ってご紹介します。前置きが長いけどご勘弁。
夏は折りたたみ傘が手放せなくなった。
日本の気候は今や亜熱帯気候だそうな。亜熱帯といったらもう「ほぼアマゾン」ということだ。猛暑の日は夕方にスコール並みの豪雨になる。東京というコンクリートジャングルが気候だけマジジャングルになってしまった。
カンカンに晴れた日でも油断はできない。今や折りたたみ傘は必須アイテムといってもいいんじゃないだろうか。
傘を舐めてはいけない
ただ、傘は安物でいいと思われがちだ。どうせ壊れる、無くす、盗まれるといった理由で、どこか使い捨てアイテムにように思われている節がある。さらに「傘なんてどれも一緒でしょ」という”ありふれ感”のせいで、はっきりいって傘は舐められている。
正直、僕も傘を軽んじていた。特に折りたたみ傘に対しては「キミ、どうせすぐ壊れるんだろ」と思っていたし、使っているものも友人から「いらないからあげる」と譲り受けた小さなものだった。自分で買ってすらいない。舐めきっている。
ある雨の日、そのショボい折りたたみ傘が折れた。バッと開いた瞬間、突風がビュッと吹き、ボキッと折れた。「バッ、ビュッ、ボキッ」というリズミカルなテンポではなく、正確には「バビュボキッ」と開いた瞬間ほぼ同時に折れた。僕はあまりの急展開にちょっとウケた。ウケながら雨に濡れた。そしてハデに濡れた。
ビショビショの僕は思った、「傘を舐めてはいけない」。そして決意した、「ちゃんとした傘を買おう」と。
そして思った。「ちゃんとした傘とは、どんな傘なのか?」と。
ちゃんとしてる傘の条件
アホみたいな前置きはさておき、「ちゃんとしてる」といっても、傘は何を以て『ちゃんと』するのか。
まず言えるのは匂いや手触りは関係ないということだ。それは間違いない。開くたびに異臭がしたり手が血まみれになるようなら考えものだが、傘には香りも手触りも求められていない。
良い折りたたみ傘の条件とは以下のようなものだと思う。
- 丈夫である
- 開閉しやすい
- 携帯性に優れている
これらをしっかり満たしている傘だったら『ちゃんと』してるといっていいはず。
骨が多くて丈夫
当然だけど折りたたみ傘は折りたたむ。折りたたむことで骨が重なりかさばってしまう。傘だけに。たたんだときにコンパクトにするために折りたたみ傘は骨の数が少なくなりがちで、そのせいで耐久性が弱まってしまっている。ちなみに「傘だけに」の箇所は大爆笑もしくは失笑するところである。ご遠慮なくどうぞ。
壊れないものの方が買い替える回数も減り、結果的にコスパも良くなる。なるべく骨の数は多く、それでいてたたんだ際の大きさがそれなりにコンパクトになるものが良い。
開閉しやすい素材と構造
折りたたみ傘を開こうとしてグッと力を入れたら、中心から第一関節のところだけ開いて全開にならなかったり、なぜか中途半端に開いて雨水を受け止める器みたいになったりすることがあった。
骨の部分はアルミ合金やグラスファイバー素材のものであれば、柔軟性があり開閉時のひっかかりが少ないようだ。
カバンにしまえる携帯性
使用後の濡れた折りたたみ傘は扱いに困る。そのまま手に持っていたら普通の傘と同じで片手が塞がってしまうし、カバーに入れるにしてもうっすら湿ってきたり水気が漏れてきたりして、カバンにしまうのはためらわれる。
水切れが良いものやカバーの防水性が優れているものであれば、カバンにしまいやすい。しまいやすいということは、うっかりどこかに置き忘れてしまうという事故も減るはず。
安物買いをしないこと
上にそれぞれ載せた傘はどれも条件を満たしている。というより最近の折りたたみ傘は、ちょっと価格を上げれば満足のいくクオリティのものばかりだ。
傘に限った話じゃないけど、それなりに良いものはそれなりに長持ちする。傘にお金をかける人は比較的少ないのかも知れないけど、それはたぶん、傘というものをすぐ無くしたり壊れたりする”消耗品”として捉えているからだと思う。高めといっても2~3千円程度なのだから、ハッキリ言って傘は良いものを買うべきだ。
「傘に3千円かけている」というだけで、ちょっと自尊感情も上がるし気分がいい。そして大事に扱おうという気になるため無くすこともなくなる。丈夫だから突風で壊れにくい。
僕が買った傘はこれ。
自動開閉の機能はついてないけど、カバーの内側ががタオル生地になっているのでカバンにしまうときに濡れる心配がないのが嬉しい。そしてとても丈夫。
これで僕も道の真ん中で濡れながら半笑いで立ち尽くすなんてことも無くなるのだ。ああ良かった。ホント良かった。





