「声優になるにはどうしたらいいの?」
と思ってGoogleに「声優 なり方」で調べたことはありますか?
検索してみると、結果の上位に養成所や専門学校のサイトがずらっと出てきます。
それを見て「ここに通えばなれるんだ!」と思い、まずはどこかに入所してみた人やこれから入所しようという人はとても多いと思います。
キラキラした夢を持って飛び込んでくる。これはホントに素晴らしい!といつも思います。
私は専門学校と声優養成所の両方で講師をしていました。今回は専門学校に通えば何を学べるのか、憧れの職業に就けるのか、レッスンの内容は養成所とはどう違うのかをご紹介します。
ビジョンがある程度決まっているなら専門学校

個人的な感想ですが、専門学校は将来やりたいことがある程度明確になっている人が通うところだと思います。
実際に私のお会いした生徒さんの多くは、
・声優になりたい
・ラジオパーソナリティーになりたい
・メディアクリエイターになりたい
という夢を明確に持っていました。
そこまで目標がはっきり決まっていなくても、メディア関連の仕事に携わりたいという思いはほとんどの人が持っていましたね。
ですが、最初に目指していた夢から変わっていくパターンも多くあります。
最初は声優を目指していたけれど、他のカリキュラムを受けたり友人の話を聞いてるうちに番組制作にも興味が湧いてきて、最終的に放送作家になった方もいました。
専門学校は、良い意味で違う道に進んでも仕事ができるように授業で学んだことが実になることが多いからです。
講義では何を学べる?

専門学校では講義を自分で選択できるところが多いです。
ナレーション、ボイストレーニング、フリートーク、リポートなどの基礎はもちろんのこと、コーラス、英会話、教養基礎、ダンスなどいろんな選択授業があり、それぞれのプロトレーナーが講師をしています。
ですので、基礎的なことは必修授業でしっかり学びながら、選択授業で自分の興味・関心のあるものを勉強することができます。
選択授業では、他の学科の人もいるので仲良くなれるチャンスもあります。選択授業が幅広いからこそ、飽きのない楽しい学校生活が送れるというのもメリットかもしれません。
養成所のレッスンとは違うの?
声優のレッスンにおいて、養成所と専門学校とで内容に違いはあるのでしょうか?
これはよく聞かれる質問ですが、結論からいうとほとんどありません。
最初は基礎をやり、演技を学び、マイク前での立ち回りを学び、オーディションの準備をする。
もちろん場所によってそれぞれの内容に偏りはありますが、やっていることはどこも同じです。
期間については、養成所などでは数年かけてじっくり育成することがあります。(もちろん1年目でデビューもあり得ますし、逆に何年も進級できないこともあります)
また1年集中で、年度末の審査に落ちればさよなら、というところもあります。
これは養成所、専門学校に関わらず、その場所ごとに異なりますので、募集要項などをしっかり読み込み、比較検討することが大事だと思います。
資料請求だけなら無料でできますし、ネットの情報よりも詳しく知ることができるので、活用しましょう。
専門学校のほうがプロへの近道になる?

専門学校でも養成所でも、プロへの道は変わらず狭き門です。
正直なところ「この学校はプロになれる確率が高い!」というところはありません。逆にそういうところは事務所に所属だけさせて、そこでまたレッスンのためにお金を払わせられることがあったりします。
その道に進まなかった人たちは、一般企業に就職したり、フリーランスでアナウンス業務をしていたりする人もいます。
専門学校では就職担当の先生が親身になって相談に乗ってくれるので、在学中に進路について相談するとよいでしょう。
違う職業に興味を持ち始めていたら、その方向の道を示してもらえるかもしれません。
専門学校入学を考えている方へ
専門学校は字の通り専門的なことを学ぶ学校です。
自分のなりたい職業がある、または入りたい業界がある、そういう人にとっては、とことん勉強できる環境ではあります。
ですが、環境を与えられるだけでは夢は叶えられません。どこに行こうと、結局は本人の努力がものをいうんですね。
専門学校は同じ夢を持った同志がたくさんいて心強いとはいえ、志が高い人もいれば、そうではない人もいます。
そのことを頭の片隅に入れておくと窮屈にならずに学校生活を送ることができると思います。
夢に向かって努力している人ほど周りが助けてくれる暖かい場所でもあるので何にも臆せず頑張ってください。

